小児期の矯正処置は大事です!
矯正歯科治療とは、歯並びとかみ合わせの改善を目指した治療です。
当院では、主に小児期の矯正治療に力を入れております。
成長に悪影響を及ぼしてしまうかみ合わせを治療し、
あごの成長速度もコントロールしてゆきます。
大人になってからでも矯正治療が出来るという時代になりましたが、
それでも小児期から治療を行うメリットはいまだ大きなものがあり、
するとしないとでは最終的な歯並びに大きく影響します。
矯正歯科治療とは、歯並びとかみ合わせの改善を目指した治療です。
当院では、主に小児期の矯正治療に力を入れております。
成長に悪影響を及ぼしてしまうかみ合わせを治療し、
あごの成長速度もコントロールしてゆきます。
大人になってからでも矯正治療が出来るという時代になりましたが、
それでも小児期から治療を行うメリットはいまだ大きなものがあり、
するとしないとでは最終的な歯並びに大きく影響します。
成人になってからの矯正治療でのリスク
成人ではアゴを大きくすることができないため、抜歯が必要になるケースが多い。
骨・歯ぐき・筋肉などの周りの組織ができあがった後からでは、それらを動かすのは生物学的に無理がある。
無理に歯を動かすために、後戻りの可能性が高くなる。
年齢が大きくなってから始めた場合は、治療中に顎関節症になる可能性もある。
上顎前突 | 下顎前突 | すきっ歯 | 叢生 | 過蓋咬合 |
開咬 | 交叉咬合 |
上顎前突
下顎前突
すきっ歯
叢生
過蓋咬合
開咬
交叉咬合
歯を抜かない矯正治療「歯列育形成」
歯を抜かずに顎を拡げて歯を並べる、保存の立場に基づいた「歯列育形成」という方法で治療を進めてゆきます。
「プレート」をお口の中に入れるだけ!
夜間のみか、あるいは学校で過ごしている時間以外で、「プレート」と呼ばれる取り外し可能な装置を、1日12~15時間お口の中に入れておくだけです。プレートにはスクリューが付いており、それを拡大することによってアゴが大きくなり、永久歯の生えるスペースが確保されます。
来院間隔は1~2ヶ月に1度!
アゴの拡大が進むにつれて来院間隔は開いてゆきます。お子さんだけで来て頂いても結構です。
拡大期間はおおむね2~3年で終了!
拡大自体は終わりますが、永久歯が生えそろう12才前後までフォローをしてゆきます。また、永久歯が生えそろってから短期間にワイヤーの装置を入れることで、さらに歯並び・咬み合わせを細かく調整します。
一般的な固定式の矯正装置だと食べたい物も食べられず、歯磨きも難しいなど、精神的負担も大きいですが、こちらのプレートは取り外し式なので、ずっと口の中に入れたままということもなく、歯磨きも通常どおり行うことができるため非常に使いやすく、すぐに慣れることができます。
子どもの負担を軽減したい!歯を抜かずに歯並びをきれいにしてあげたい!
このような思いから生まれたのが「歯列育形成」です。
お子さんの矯正を、いつから始めるべきかお悩みのご家庭も多いのではないでしょうか。
乳歯から永久歯に生えかわり、骨格も成長している過程にあるお子さんの矯正治療は、お一人おひとりの体質や発達の状況をよく見極めた上で、始めるのに最適な矯正治療開始時期を決めることが大切です。
きちんとした見通しをつけないで、長期間だらだらと矯正治療を続けることは、お子さんにとってもご家族にとっても大きな負担になります。
先に紹介した「プレート」を使った矯正治療では、男の子は10歳、女の子は9歳くらいで始める場合が多いです。
特に受け口のお子様は早い段階での治療開始をお勧めしています。
広い範囲での矯正治療を始める目安としては、6歳頃から始める「I期治療」、12歳頃から始める「II期治療」というものがあります。歯並びについて気になることがあれば、ちょっとしたことでも構いません。早い時期にご相談ください。
アゴが小さいためにすべての歯がきちんと生えるスペースが無いため、重なって生えてきたり(乱ぐい歯)、八重歯になったりします。
従来の矯正治療ではこの原因に対するアプローチが少なく、便宜的に歯を抜くなどの対症療法が行われてきました。
それに対して、歯列育形成とは「アゴを拡大する」ということにより、この大元を治す原因療法です。
このことにより、抜歯をする確率は大きく下がりました。小川歯科クリニックでは、12才で永久歯列が完成した時に歯並びが綺麗なのはもちろん、「虫歯が1本もなく、かつ削って治療した歯もない」ということを目標にしております。